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「外して洗える」物を中心に、普段できないところを掃除
大掃除といえば年末というイメージですが、夏の大掃除こそメリットがいっぱい。
夏は換気もしやすく、冷たい水を使うことも苦になりません。
また日照時間も長く、洗ったものが乾きやすい時季でもあります。
気温の上昇とともに増殖するカビや雑菌、出没し始める害虫の発生を防ぐためにも、
この時季の大掃除はおすすめです。
特におすすめは、網戸、照明器具、換気扇です。
無理なく取外して洗えそうなら、是非やってみてください。
なぜならこのお掃除方法が一番早くてキレイに仕上がるからです。
一人では大変なお掃除も家族みんなで協力して行えば、
家に対する愛着だけなく家族の絆が深まること間違いありません。
お掃除は段取りが大事ー効率よく進める手順とポイント
器具の取外しや取付けに困らないないよう事前に取扱説明書を用意しておくと安心です。
※家電製品としてまとめておくと便利!
取外した器具を洗う人と、取外したあとの掃除をする人に分担して効率よく進めていきます。
また、洗ったり乾かしたりするスペースの確保や、必要な掃除道具も事前に準備しておきましょう。
◇ 網戸の掃除
網戸には落下防止のための「外れ止め」がついており、これを解除して取り外します。
しかし高いところにある場合や、サイズが大きいようなら外さない方が賢明です。
外したものの、取付けに手こずることがあるので注意が必要です。
そのほか網戸にいきなり水や直接洗剤をかけることもNG。
ホコリが水を含んでダマになってしまったり、網戸が変色したりすることがあるからです。
先にハケやブラシでホコリを払い落し、水で薄めた洗剤を使用するようにしてください。
1.網戸の表面についたホコリをハケやブラシで払い落す。
2.網戸全体に軽く水をかけてから、泡が立たない程度に薄めた洗剤水
(バケツの水に中性洗剤2~3滴程度)を含ませたスポンジで優しく洗う。
3.洗剤を水で流したあとに自然乾燥させるとシミが残ることがあるので、雑巾で水分を軽く拭き取ってから乾かすのがポイント。
※ 外さずにお掃除する場合は、最初にサッシの溝のホコリやゴミを掃除機で吸い取り、そのあとに網戸の外側、内側の順。続いて窓の外側、内側、再度サッシの順に行うと効率よくお掃除できます。
◇ 照明器具
照明器具のシェードは、ホコリがたまりやすく空気中の水分や油分を吸ってベタつくことで汚れとなっています。またシーリングライトは、いつの間にか虫の死骸が溜まっていることがあります。
こうした汚れは照度低下の原因になるので、お掃除で明るさを取り戻しましょう。
★用意するもの:掃除機、ハケ、雑巾、中性洗剤、スポンジ★
1.スイッチをオフにして照明器具を取外し、シェードについたホコリをハケで払いながら(シーリングカライトの場合はカバーの中)を掃除機で吸い取る。
2.浴室などにもっていってスポンジにお風呂用洗剤(中性)をつけて洗う。
3.洗剤を水で洗い流し、よく乾かす。
※材質によっては水が使えないものもあるので注意が必要。
◇ 換気扇
固くなった頑固な油汚れは、気温の高い夏場の方が油が熱で緩むので落としやすくなります。
また、べっとりした油汚れは天日干しで乾燥させ削り落としてからつけ置き洗いをします。
汚れた油は嫌な臭いを発生させ、害虫を招き寄せることがあるので徹底掃除で臭いも害虫もシャットアウトしましょう!
※ つけ置き用に段ボール箱を使用する場合、段ボール底のどこか一角を切りとる。
1.段ボール箱にポリ袋を2重にして被せる。切った角からポリ袋をつまみ出す。
(つけ置き後に袋の先を切って排水をするため)
2.お湯(約50℃)につけ置き、アルカリ性洗剤を5~20倍程度に薄まるように溶かし部品をつけ置く。水面からはみ出している場合は、ときどき上下を入れ替える。
3.15分程度つけ置いたら古歯ブラシやタワシを使って、汚れをこすり落とす。
4.キレイに落ちたらお湯で洗い流して、しっかり乾かしてから取付ける。
※ 部品を取り外す際には取扱説明書を用意し、電源コードを抜いてから始める。
※ 部品をつけ置きしている間に本体の掃除を行う。
※ アルミ製の部品、塗料が劣化している場合は、変色したりはく離したりする恐れがあるので、洗剤の濃度やつけ置く時間などに注意が必要。
掃除で家族の絆を強くする
女性は力も弱く、設備器具の取外し・取付けが苦手な方も多いと思います。
家事になかなか出番のない男性も、
この時ばかりは率先して動くことができるのではないでしょうか。
”家族みんなが使う場所を、みんなでキレイにする”
とてもシンプルなことですが、これまで誰か一人に任せていませんでしたか?
家族皆でやる大掃除!家のことがもっと好きになるはずです。