超ビッグ赤ちゃんの誕生で、全米中が賑わっています。2018年12月27日のアメリカ国内の報道によると、同月12日、テキサス州のアーリントン記念病院でエリックさん夫婦の間に生まれた赤ちゃんは何と6,719g。帝王切開で誕生したアリ・ジェイムズくんは呼吸が早いなどの問題がありましたが、新生児集中治療室で治療を受け、19日に無事に退院したそうです。さて、あなたは生まれたときは何グラムでしたか。出産に関するビックリな記録をまとめてみました。
Oh Baby! Texas Newborn Weighs in at 14 Pounds, 13 Ounces
Ali James Medlock was born on Dec. 12 at Arlington Memorial Hospital.
At 21.5 inches long, Baby Ali weighed 14 pounds, 13 ounces.
目次
■りんごほどの世界最小の赤ちゃん
04年にイリノイ州で生まれた「260g」の女の子が世界最小の赤ちゃん。
日本では06年に慶応大病院で生まれた「265g」の赤ちゃんが最小記録で、世界で2番目に小さな命の記録です。
ちなみに、260gは小さ目のりんご1玉に500円玉1枚を足したぐらいの重さです。
とっても小さな赤ちゃんですね。
■10キロの米袋サイズの世界最大の赤ちゃん
1955年にイタリアで誕生した男の子は何と「10,200g(10・2kg)」
生まれたての男の子の平均は約3,000gなので、とっても大きいことが分かります。
Mサイズのスイカ2玉分の体重です。
■おそ松さんもビックリの八つ子
09年、ロサンゼルスの病院で生まれた6男2女の「八つ子」が多生児(多胎児※同時に育ち生まれた複数の赤ちゃん)の記録です。
※生まれてすぐに亡くなった出産や受精卵を移植した出産は含んでいません。
■小学生前の史上最年少ママ
1939年のペルー・アンデス、5歳7カ月で出産したリナさんが最年少記録です。
無事に2,700gの赤ちゃんを産みました。リナさんの妊娠が発覚したさい、疑われた父親が逮捕されましたが、証拠不十分で釈放されています。出産した男の子とリナさんは、姉弟として育てられました。父親が誰なのか真相は分かっていません。
■史上最高齢ママ
06年、ロサンゼルスのアリアさんが体外受精を行い66歳で出産したのが「世界最高齢出産」として記録されています。55歳と偽り体外受精を実施したようです。
※インドのパンワーさんが70歳のときに体外受精で双子を出産しましたが、生年月日がはっきりしなかったので記録されていません。
ちなみに、日本では体外受精を行った60歳の出産が「日本最高齢出産」として記録されています。
■最多出産記録
ロシアで生涯69人を出産した記録がギネスです。不思議なことに全ての子どもが多生児です。双子16組、三つ子7組、四つ子4組の合計69人。
ちなみにイチローの連続出塁記録は69、双葉山の大相撲・連続最多勝利記録は69。
第69横綱・白鳳でも抜けそうもない記録ですね。生涯出産記録69人は当分、抜かれることはないでしょう。
■7000万分の1の奇跡
13年、テキサス州でトレッサさんは四つ子を産みました。普通は、四つ子が生まれたで終わる話しですが、実は「一卵性双生児の二組」だったのです。
分かりにくい話なので、一卵性双生児とは何か見てみましょう。
一卵性双生児とは一つの卵子に2つの精子が同時受精することではありません。一つの受精卵からは1人の子どもしか生まれません。一つの卵子が2つに分かれて排卵され、2つの卵子それぞれに精子が着床すると双子が生まれてきます。
もともと一つの受精卵なので、血液型も性別も同じ子どもが生まれます。
二卵性双生児とは最初から2つの別々の受精卵にそれぞれ精子が受精することで、双子が生まれてきます。
今回のトレッサさんのケースでは、
2つの卵子が排卵され、さらにその卵子がそれぞれ2つに分かれて着床したことで、二組の一卵性双生児が生まれました。その確率“7000万分の1”
年末ジャンボ宝くじの1等(7億円)が当たる確率が2000万分の1(※宝くじ販売所によると)だそうです。どれほどの奇跡で生まれてきたのでしょうか。
帝王切開で無事に生まれてきた4人の男の子には生まれてきた順にABCDのイニシャルから(Ace、Brain、Cash、Dylan)名付けたそうです。
最後に
全く赤の他人だった男女が出会い、結ばれ、そして、あなたが生まれてきました。それだけで奇跡ではないでしょうか。1億以上の精子から受精卵になれるのはたったの一つです。そう考えると、人並みに悩みがあり、3食の食事が取れ、仕事にありつけ、雨風をしのげる生活はどれほど幸せなことでしょうか。
年末年始、親御さんや祖父母と過ごす人は多いのではないでしょうか。
つかの間のひととき、ご先祖様から続く命のリレーに感謝したいものですね。