毎年年末になってから慌てて取り掛かるものの、中途半端でお茶を濁して終わり・・・
なんてことになりがちな「年末の大掃除」
でも、運気をあげるための風水の基本では「何はなくともまずは掃除から」とも言われています。
いろいろあった2020年でしたが、来年こそはステキな一年にしたい!という切なる願いを込めて、今年こそ「完璧なプロ級大掃除」にチャレンジしてみませんか?
プロの段取りを的確に守れば、
今まで見落としがちだった場所までスッキリキレイに無駄なく掃除が出来ます。
目次
■奥の部屋からスタート
私は約一年間くらい、大手清掃会社でハウスクリーニングのパートを経験しました。
どんな現場も掃除の手順には一定のルールが決められていて、
その一つがこの「奥の部屋からスタートする」というもの。
「一番奥の部屋から初めて最後は玄関のたたきを拭き上げてお尻からドアを出る」
というプロ並みの一連の流れを作る事で、中途半端にあちこちを掃除しながら、
なんとなくやった気になる・・・という「シロウト掃除」に陥りがちなミスを防ぐ事が出来ます。
■上から下へ
奥の部屋、二階があれば、二階の一番奥の部屋から・・という事になります。
部屋に入ったら、次の手順は「上から」です。
柄の長い「はたき」(写真1)で天井や壁上部、ドア、照明器具の上に溜まるホコリを落とします。
人は目線より上の汚れは見落としがち。
意識して「天井から」始める事で、長年積み重なった予想以上の量のホコリを落とす事が出来たり、
ちょっとした蜘蛛の巣や壁紙についた汚れ等にも気が付く事が出来ます。
初めから「空間全てを完璧にチェックする」という意識で取り組むと
「プロスイッチ」が入り、だらだらとやるよりもアドレナリンが出ます。
ちなみにホコリ払いはプロの掃除の中ではとても重要な位置を占めています。
定期的なはたき掛けを習慣にするだけで、次からの年末の掃除がぐんと楽になります。
オシャレなダスターなら見えるところに吊ってあってもインテリアの邪魔になりにくいのでおススメです。
■「水拭き」からの「乾拭き」
プロ掃除は「左手に濡れ雑巾、右手に乾いた雑巾の両刀使い」が基本です。
水拭きだけで仕上げると拭きムラが残ってしまいますが、
その後しっかり乾いた雑巾で磨くように仕上げる事で見違えるほど美しく仕上がります!
またキッチンの油汚れは「洗剤拭き」→「水拭き」→「乾拭き」の三段階で。
コツは水拭きの水分が乾ききる前に、乾拭きで仕上げる事。
拭き跡が残りやすいステンレス部分の広い面を拭き上げる時は何回かに分けて作業しましょう。
■水回りは先に洗剤を散布
バス・トイレ・キッチンの汚れのひどい部分には、一番初めに洗剤を吹き付けてよごれを浮かしておきましょう。
その間に中の小物を全て外に出して置くと効率よくキレイに掃除が出来ます。
水回りの汚れはひどくなると洗剤も強力なものが必要となって来ますが、
軽い汚れのうちにこまめに掃除をしておけば、水だけで落とす事ができるものがほとんどです。
いろんな洗剤を買わずに済むし、環境にもやさしいです。
スーパーなどでは場所別に細かく洗剤が分かれて売られていますが、
本当は一つの洗剤でほとんどの汚れが落ちるものです。
多目的に使える環境にやさしい洗剤を見つけるのも、
やたら洗剤の本数を増やさないための一つの方法です。
本当はこまめに掃除をすれば洗剤すらいらない・・とも言えます。
2021年からは「洗剤に頼らない掃除」を心掛けて、お財布にも環境にもやさしい生活を目指したいですね!
■掃除道具はウエストポーチにセットして、手際よく
ウエストポーチに掃除道具を揃えてから取り組むと一気に「プロ掃除」っぽくなります。
雑巾だけではなく、
・歯ブラシ
・メラミンスポンジ
・マイクロファイバークロス
・スクイージー
・磨きたわしとスプレー洗剤
などをまとめて持ち、その場ですぐに適切な道具が取れる状態にしておくことは、掃除の効率化をぐんとアップさせてくれます。
■【ここが肝心!】片づけは先に終わらせて
ここまで掃除の事をお話してきましたが、一番大切なのは「先に片づけを終わらせておく」という事。
片づけと掃除はつい混同して考えてしまいがちですが、ここは手順を間違えないようにしましょう。
あちこちの棚に、ごちゃごちゃ積まれた小物を移動させながら大掃除するのは大変効率が悪く、
だんだん心が折れて「まあ、これくらいでいいか・・・」と、ついいつもの「シロウト掃除」に終わってしまう原因になります。
本格的大掃除に取り掛かるときは、いったん雑貨や飾り物も全て引き上げて、
「棚の上には何も乗っていない」くらいにしておくと、やり終えた後に今まで感じた事のない爽快感を感じるはずです。
今からやれば必ず間に合います。
本気でやればやるほど楽しくなるのが掃除の不思議なところ。
騙されたと思ってぜひやってみてください。