【片づけ苦手な人に朗報!】賢くコストダウンし、片づけしやすい家を作るためのノーリスクで簡単な方法

【片づけ苦手な人に朗報!】賢くコストダウンし、片づけしやすい家を作るためのノーリスクで簡単な方法

片づけのプロとして建てたばかりの家に片付け作業に伺う事がありますが、
「家を建てる前に片付けに来てもらっていればよかった」と感想をいただくことが多いです。

家を建てる前に片付けてしっかりとモノを見直していれば、
おそらくこんなに広い収納を作るは必要なかったし、
もう少し自分の暮らしに合わせた家作りが出来たかもしれない・・・。

というわけで、今日はそんな「家作りと片付けの話」を皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

■今の家を片づけても仕方ない?

 

 
こういった話をすると
「どうせ引っ越しするんだから、今の家で片づけても意味がないのでは?」
と思う人は多いかもしれませんね。
 
 
「家を新しくしたら、今のいろんな問題は解決する。」
と、普通は思うでしょう。
しかし先ほどもお伝えしたように、

    家作りとは「苦労せず私たちを幸せにしてくれる白馬の王子様」みたいな存在であるとは限りません。

  
自分はどんな「モノ」を持ち、どんな場所で何を使いどんな方法で収納すると楽と感じているのか。
 
ついつい買いだめしてしまうモノは何か、何を面倒だと感じているのか。
日常の中のどんな事に小さな幸せを感じているのか。
 
 
暮らしやすい家作りのヒントは、モデルハウスではなく「あなたの今の家」にあります。
 

片づけは、モノを通してあなたの「暮らし」を再確認するための一つのツールなのです。

 
 

■収納スペースを広く取る事は家作り最大の「損」!

 

 
普段は細かくポイントを貯めたり、
数百円の違いでも敏感に安いモノを探している賢い消費者である皆さんが、
なぜ家作りとなると金銭感覚がマヒするのでしょうか。
  
大型の納戸や細々とした収納をあちこちに作るだけでも、
一部屋増やすくらいの感覚で家が大きくなってしまいます。
  
家のサイズがわずか一坪大きくなることで、
単純計算で60万以上コストアップする場合もあるのに!です。
 
 

■収納内部はシンプルな空間のほうがいい。

 
 
また最近では「家事楽収納」と言って、様々な工夫を凝らして収納内部を細かく作り込む傾向にありますが、それも良し悪し・・だと考えています。
 
なぜなら家を建ててから、そこで暮らす時間は30年から長くて50年。
その間のライフスタイルの変化によってモノの量も家の使い方も変わります。

 
収納空間は出来るだけシンプルにしておき、
内部は市販の棚で自由に組み合わせる・・というのも、
コストダウンと使い勝手を考えた一つの方法だと思います。
 
 

■「捨てられない」のは「捨てよう」と思うから

 

 
ここまで読んで「モノを捨てなくちゃ・・」と思って苦しくなったあなたに質問があります。
  
「あなたがどうしても、コストをいくらかけても!新居に運び入れたい「モノ」はなんですか?」
  
人が豊かに生きていくためには、様々なモノが必要です。
仕事をするにも、趣味をするにも、そのためのアイテムが必要となりますし、
持っているだけでも心が豊かになったり、眺めているだけで嬉しくなる「モノ」はあなたの大切なパートナーと言えます。

そんな家族と同様のあなたにとって必要不可欠な「モノ」を、今の家の中から選んでみてください。
そしてそれ以外のものを、ただ「分けるだけ」「意識するだけ」でいいのです。
 

初めから捨てなくちゃと思わない事。ここが大切です

 
 

■買い物行動の正常化・「モノを持ちたい」あなたの欲望を認めてあげる事

 
 

 
あなたが買いたいと思うモノが「ずっと長期間大切に出来るモノ」ばかりとは限りません。
たった一回のレジャーのために必要なアイテムもあるでしょう。
数回着るかどうかのおしゃれ着も時には必要でしょう。
ストックをたくさん持ちたいという気持ちも、そこには「無くなったら不安」という理由がきちんとあると思います。
 
時には十分すぎるほど今でもモノを持っているのに、
それでもさらに「モノを持ちたい」「モノを買いたい」という気持ちを抱いてしまう、
「買い物行動の歪み」もあるかもしれません。
 
そこに気が付き否定せず、そのまま全てを認めてあげる事で不思議とモノの買い方が変わる事もあります。
 
 

■家作りで本当に幸せになるために

 
家作りを始めると、いろんな「こうしたい」が出てきます。
後悔しない家作りのためには、本当に大切なものにお金をかけるべきだと思いませんか?
ちょっと家作りの前に片付けをして、モノを見直す事でコストダウンできるのなら、やってみない手はないと思います。

無意識にたくさんモノを買ってしまう自分の「買い物の癖」に気が付く事は、長期的な節約にもつながっていくのです。