新型肺炎の拡大により、マスク不足が重大な問題に。徳島・香川の現状は?

新型肺炎の拡大により、マスク不足が重大な問題に。徳島・香川の現状は?

新型肺炎の影響で、一般のドラッグストアだけでなく、医療機関でもマスクが手に入らない現状です。「マスクの買い占めを控えてください」と国や医療機関などから通達がありましたが、転売目的で購入する人もあとを絶ちません。
いつまで新型肺炎におびえる生活を送らなければいけないのでしょうか?
まずは、できることから確認していきましょう。

マスクはどこでも手に入らない

今年に入ってからマスクが手に入らない状況が続いています。徳島県・香川県のドラッグストアではどのお店も完売。メルカリなどでは、高額で販売されているため大きな問題になりました。現在、インフルエンザ・花粉症の人が増えているため、多くの方がマスクを必要としています。また、医療機関でもマスクは不足しているとも聞かれます。

また、警察によると「マスクを無料で差し上げます」といったメールが届く詐欺なども横行しているようです。スマホにメールを送り、リンク先をクリックするとマスクが買えるようにみせかけ、代金をだましとるといった手口です。またクレジットカードの情報を読み取る場合もあります。メールに届いたURLはできるだけ開かないようにしましょう。

マスクはどこで手に入る?

手元にマスクがない方は、どうしてもマスクが必要な方もいるでしょう。ドラッグストアをいろいろ見て回っても、なかなか手に入らないでしょう。インターネットで検索してみたところ、Amazonなどでも販売されている場合があります。しかし、通常の値段とはかけ離れているため、これも普段の価格で手に入れるのは難しいのかもしれません。

もちろん、徳島・香川でもマスクの入手は難しくなっています。たまたま入ったドラッグストアで少しだけ販売していたというケースはありますが、30分で売り切れてしまったという場合が多いようです。国がマスクの増産に力を入れ始めたので、買い占めなくても大丈夫という情報もあります。どうしても手に入らない方は、自分でタオルやガーゼなどでマスクを作り、一度使ったら洗う方も増えているようです。

国がマスク増産に力を入れ始めた

国がマスクの増産にむけて数日中に一億枚以上供給することを発表しました。マスクを作っている企業に補助金を交付することが決定したのです。現在、マスクを作っているメーカーでは24時間体制で稼働しています。これまで、ほとんどのマスクは中国でつくられていましたが、コロナウイルスの影響で生産が滞っています。国がマスク増産に向けて動いたことで、現在のマスク不足を少しでも解消できるようになるでしょう。

どうやってウイルスに感染する?

まずは、どうやってウイルスに感染するか知っておきましょう。現在、厚生労働省で報告によると、コロナウイルスは、飛沫感染・接触感染のふたつの方法があると考えられています。

飛沫感染

ウイルスに感染した人が、咳・くしゃみをすると口からウイルスが出されてしまうため、いろいろな方法でほかの人に感染しやすくなります。特に、人が多い電車・学校などの公共施設などは注意が必要です。

接触感染

ウイルスに感染した人が咳・くしゃみなどでウイルスのついたものに触れるとウイルスに感染しやすくなります。そのウイルスについた手を口や鼻を触ることで感染してしまいます。外出したときは、できるだけ、口や鼻を触らないようにすることが大切です。

参照:厚生労働省

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)について紹介しています。

正しいマスクの使い方

現在、コロナウイルス・インフルエンザなどの予防にマスクは使われていますが、マスクだけでは、本格的な予防にはなりません。それは、マスクの間に隙間ができてしまうからだけでなく、一般的なマスクでは、完全に防ぐことは難しいといわれています。しかし、ウイルスを拡散しないためにも、人が多い場所ではマスクをすることが必要でしょう。まずは、マスクの正しい使い方について知っておきましょう。

マスクのつけ方

1. マスクもゴム紐を耳にかけ、鼻・口をしっかり覆うように装着する。

2. 真ん中が固定できるマスクは、少し折り曲げ顔に密着するようにする。

3. 鼻の横、口元など隙間ができないようにする

マスクの捨て方も注意!

マスクの捨て方についても注意が必要です。そのままゴミ箱に捨ててしまうと、ウイルスを拡散してしまう恐れがあります。マスクをはずしたあとは、ビニール袋にいれ、口をしっかり結んでから捨てます。また、一度使ったマスクは、再度使うことがないようにしましょう。医療機関で働いている人たちは、患者さんごとにマスクを取り換えるという方もいます。

また、マスクをはずすときは、耳にかけたゴムの部分を持ってはずすようにします。布の部分を触るのは控えた方がいいでしょう。マスクの外側には、外気に触れているためほこりやウイルスなどが付着していいます。

今すぐできることは?

手洗い・うがいが大切

インフルエンザ・コロナウイルスなどから身を守るためには、手洗いうがいが大切です。なぜ、手洗いが大切かというと、多くの感染は手を介して感染することが多いからです。外にでるといろいろな人が触ったものに触れる機会が多くなります。

手洗いの方法

家に帰ったら、しっかりと石けんなどを使って、指・手のひら・手の甲・手首・指の間など時間をかけてゆっくり洗いましょう。いつものように手を洗うと、指の先・指の間などがしっかり洗えていない可能性があります。手に石けんをつけたあとは、よくこすり、洗い残しがないかしっかりと確認しておきましょう。

うがいの方法

人混みが多い場所に外出したときなどは、家に帰ってすぐにうがいをしましょう。ウイルスが含まれている空気を吸い込んでいる可能性があるからです。できれば、うがい薬があったほうが効果的です。

1. うがい薬と水をコップにいれます。

2. 1回目は、口の中にうがい薬を含み、ぐちゅぐちゅと口の中でゆすぎます。

3. 2回目は、うがい薬を含み、上を向きます。のどまでうがい薬が届くように口の中をゆすぎます。できるだけ、口の中、のどと二回に分けてうがいをしてください。(うがい薬の作り方は説明書を参考にしてください。)

しっかり休み栄養をとることも大切

免疫力がよわっていると、ウイルスに感染しやすくなります。ウイルスよりマスクなどで身を守ることも大切ですが、体調を整えておくことも大切です。朝昼晩しっかりとごはんを食べる。睡眠時間は7時間以上とる。ストレスをためないなど、普段よりも健康を意識することが必要になっていくでしょう。ウイルスに感染しないために、外出を控える方もいますが、気分転換にウォーキングなどするのもいいでしょう。

マスクは自分でつくることもできる

マスクは布を使って手作りをされている方もいますが、キッチンタオルでもできます。

・キッチンタオルでも簡易マスクをつくれる

キッチンペーパーとゴム・ホッチキスを用意します。キッチンペーパーを四つ折りにし、両端にゴムをホッチキスで止めます。見た目はあまりよくないかもしれませんが、マスクがどうしても必要なときに利用できます。

マスク不足は解消できる方向に

現在、マスク不足を解消するために、国がマスクを増産するように動き出しています。ただし、すぐにマスク不足が解消するわけではありません。マスクで予防するだけでなく、それ以外にできるうがい・手洗いなどに力を入れましょう。そして、体調を整えることも重要となります。日常から気を付けておきましょう。