香川県における2020年の花粉の規模は?花粉症対策やセルフケアなども解説

香川県における2020年の花粉の規模は?花粉症対策やセルフケアなども解説

2020年も花粉の季節がやってきてしまいます。例年2月上旬から花粉が飛び始め、春先にかけてピークに近づいていきます。花粉症の方にとっては、2020年の花粉の規模がどのくらいなのかを把握して、早めに対策したいところです。

そこで、本記事では、香川県における2020年の花粉の規模を解説します。花粉の規模以外にも、花粉症対策やセルフケアなどもご紹介するので、ぜひ対策の参考にしてみてくださいね。

2020年の全国的な花粉情報

香川県の花粉情報を見ていく前に、2020年全国的に花粉の状況はどうなるのかを知っておきましょう。アレルギー専用鼻炎薬「アレジオン」を販売するエスエス製薬は、NPO花粉情報協会のデータ提供の元、2020年の花粉飛散時期や花粉飛散量などの傾向を予測しています。

全国の花粉飛散時期

花粉飛散時期は、鹿児島県が最も早く2月上旬、九州・四国・中国地方などが2月中旬頃、関東地方が2月下旬、東北地方が3月中旬・下旬、北海道が4月上旬という予想です。早いところでは既に花粉が飛び始めているので、早めに対策する必要があります。

また、2019年は気温が高かったこともあり、例年並みまたはやや遅くなると予想されています。例年よりも飛散開始がズレる可能性があるので、去年よりも花粉が少ないと油断せずに、花粉対策を行いましょう。

全国の花粉飛散量

花粉飛散量は、全国的に見て、例年よりも少なくなると予想されています。花粉は、雄花の量に左右されますが、植物の種類にもよりますが大量の雄花をつけた翌年は、雄花の量が減少します。2019年は、気象会社ウェザーニュースが「東日本を中心に6年ぶりの大量飛散になるおそれがある」と発表したように、実際に多くの花粉が飛散しました。

2020年の花粉飛散量を見てみると、札幌・千代田区・名古屋・松山・岡山・福岡は例年並みと予想されているものの、その他の地域では少なくなると予想されています。スギ・ヒノキについては、東北地方・関東地方では例年の50~80%、東海地方・近畿地方では例年の30~50%という予算があり、全国的に花粉の少ない年になるでしょう。

2020年の香川県における花粉規模

全国の花粉飛散時期・花粉飛散量を確認したところで、香川県にフォーカスして花粉規模を見ていきましょう。飛散量だけでなく、植物の種類ごとの花粉カレンダーもご紹介するので、ぜひ対策に役立ててください。

香川県の花粉飛散量予想

天気予報や防災情報などを幅広く観測・配信しているtenki.jpでは、花粉飛散情報も公開しています。香川県の花粉飛散情報では、「少ない」市がほとんどで、例年の20%ほどの花粉になると予想されています。予測されている香川県の市ごとの飛散量は以下の通りです。

花粉飛散量



市・町(香川県)
少ない



高松市・丸亀市・坂出市・善通寺市
さぬき市・東かがわ市・三豊市・土症町
小豆島町・三木町・直島町・宇田津町・綾川町
琴平町・多度津町・まんのう町
やや多い




観音寺市

2020年、香川県は花粉が少ないと予想される要因には、2019年の気候が関わっています。気温が高い・日照時間が長い・雨が少ないという条件がそろうと、翌年の飛散量が増えます。2019年の香川県を含む西日本では、降水量が多く、日照時間が短ったため、2020年は花粉が少ないと考えられています。

香川県の花粉カレンダー

花粉症と一口に言っても、人によって症状の出やすい植物の種類に違いがあります。スギやヒノキがポピュラーですが、ハンノキなども全国的に飛散する花粉です。主な植物の花粉が多くなる時期について、香川県を含む関西エリアのデータを以下の表にまとめました。既にどの花粉で症状が出るかわかっている方は、対策に役立ててみてください。

1月2月3月4月5月6月
スギ少ない普通多い普通少ない少ない
ヒノキ少ない少ない普通多い普通少ない
ハンノキ少ない少ない少ない少ない少ない少ない

※「少ない」:0.1~5.0個/c㎡/日 「普通」:5.1~50.0個/c㎡/日 「多い」:50.1~個/c㎡/日 参考:https://www.kyowakirin.co.jp/kahun/about/calendar.html

自分で取り組める花粉症対策

花粉が飛散する時期になると、花粉症の方は症状に悩まされてしまいます。2020年は、香川県の花粉規模は小さいと予想されていますが、十分な対策をしておいて損はありません。自分で取り組める花粉症対策をいくつかご紹介していきます。

外出する際は花粉が付かないように完全防備する

花粉症の症状を出さないためには、外出しないことが一番ですが、仕事や学校などどうしても外出する必要のある方が多いでしょう。もし外出する際は、花粉が粘膜に付着しないように、メガネやマスク、帽子などで完全防備するのがおすすめです。凹凸のあるコートには、花粉が付きやすいので、ツルツルした素材のアウターにすると、より花粉予防になります。

花粉を室内に持ち込まない

外出時の対策に目が向きがちですが、衣類に付いた花粉を室内に持ち込まないように注意が必要です。帰宅したら、自宅に入る前に外で花粉を払って、なかに持ち込む花粉を減らしましょう。ペットを飼っている方は、散歩時にペットに花粉が付くので、衣類と合わせて払う必要があります。

花粉情報に合わせてスケジュールを立てる

花粉が飛散する時期になると、テレビやインターネットで花粉情報を確認できます。花粉が多い日なら外出を控える方が良いでしょう。また、花粉が飛びやすい気象条件を覚えておくのもおすすめです。晴天・曇天の日や前日に雨が降った日、湿度が低く乾燥した日などは、花粉が飛びやすいと言われています。花粉情報と天気情報をチェックして、外出スケジュールを立てましょう。

掃除をこまめにする

完全防備したり、外で払ったりしても、室内に残ってしまう花粉があります。こまめに掃除をすることで、室内で症状が出るリスクを減らしてくれます。フローリングの拭き掃除や掃除機など、日頃の掃除が花粉症予防につながります。

ドアや窓を閉める

ドアや窓を開けていると、室内に花粉が侵入してしまいます。花粉情報や天気情報をチェックして、花粉の多い日はドアや窓を閉めておくのがおすすめです。

生活習慣を整える

暴飲暴食で栄養バランスが乱れていたり、睡眠不足で疲れがたまっていたりすると、花粉症の症状が重くなる傾向があります。生活週間を整えることで症状をおさえられるので、バランスの良い食生活や十分な睡眠、適度な運動などを心がけましょう。

花粉症の時期に心がけたいセルフケア

花粉症の時期は、普段以上に目や鼻のセルフケアが必要です。効果的なセルフケアをご紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。

目のセルフケア

花粉症の時期は、いつも以上に目に負担がかかっているので、酷使しないようにしましょう。メガネを使用したり、パソコン作業でこまめに休憩を挟んだりするのがおすすめです。症状が出て目がかゆいというときは、冷たいタオルを目に乗せると楽になります。かいたり、水道水で洗ったりすると、悪化してしまうので、冷たいタオルを用意しておきましょう。

鼻のセルフケア

鼻のセルフケアでは、生理食塩水で異物を洗い流すのが効果的です。花粉やほこりを洗い流してくれるので、すっきりでき症状も軽くなるでしょう。花粉症の時期には、鼻をかみすぎて痛くなることもあります。ワセリンを塗ったり、保湿ティッシュを使ったりするなど、鼻に優しくする必要があります。

まとめ

2020年は、全国的に花粉の飛散量が少なくなると予想されています。香川県においても例年より花粉が減るという予測があります。ただ、花粉が飛散する時期はあるので、花粉症対策が欠かせません。外出時の完全防備や室内に持ち込まないこと、掃除をこまめにするなどの対策を行いましょう。症状が出てしまったときはセルフケアも効果的です。香川県の花粉情報をおさえて、2020年も花粉の時期を乗り越えましょう!