初心者の投資 今から始めるなら「投資信託」がすすめられる理由

初心者の投資 今から始めるなら「投資信託」がすすめられる理由

先行き不安な経済状況が続きます。とくに20代、30代の人たちは将来に向けたお金を作っていけるイメージを持てないかもしれません。そんな不安をあおるように「投資」をすすめる耳触りのいい言葉が聴こえてきます。しかし、為替、株、FX、仮想通貨、ファンド、チャート……。何だかよく分かりませんよね。そこで、初心者が始める投資は何がいいのか、また、投資を始める前に絶対に知っておくべき「投資」と「投機」の違いを見ていきましょう。

“投資”と“投機”は違う 投資は世の中のためになる

投資を始める前に、まずは投資についての誤解を取っておく必要があります。
気付かずに長年、投資を続けていると成果の出ない高額セミナーにだまされるかもしれません。

投資のイメージは、短期の売買やトレーディングで儲けることと思っていたら、違います。
そうだと信じていると、「勝率80%の投資術」、「空売りの極意」など実は非常にリスクの高い投資で大失敗をしてしまう恐れがあります。

投資とは、成長して“世の中に恩返しができるモノ”にお金を投じることで、社会を良くしていくことです。けっして、自分1人がお金を儲けることではありません。
自分の儲けばかり考えてお金を投じるのは、「投機」や「ギャンブル」です。

例えば、
プロ野球の球団が1軍ですぐに活躍できない高校生を指名します。
これも投資です。この選手が5年、10年と育ったあとに活躍してくれることを信じて、1億円という大きな額の契約金を渡すのです。

投資とは、お金を育てることです。
しかも、お金持ちだけの特権ではありません。働いていれば、少ない額からでも始められます。最初は小さな利益でも、それが社会に大きく還元できれば、利益は大きくなるのです。
1軍で8割成功するスカウティングや育成術がないように、投資で8割成功する方法や法則はありませんが、投資の意味や意義を知ることで大きな間違いを犯さずに将来の不安を解消できるのです。

そして、投資とは“長期”で行うのが基本です。
短期(デイトレ、FX)のように大きなリターンは見込めませんが、将来の不安を取り除くことができるのが“長期投資”です。今から少しずつ始めれば、65歳からの老後の心配を大きく取り除けます。サラリーマンを続けながら100か0の大勝負は精神的に持ちません。

初めての投資「投資信託」

18年12月28日の株価チャートを見ると、トヨタ株は6,406円です。これを100株買うと64万6百円。え、いきなりそんなにお金を用意しないといけないのと考えますよね。

初心者で投資を始めるなら、銀行や証券会社で違いがありますが、毎月1,000円、5,000円から始められる「投資信託」がおすすめされています。

投資信託とは、銀行や証券会社が窓口になって集めたお金を、投資信託委託会社に預けます。
投資信託委託会社が預かったお金を株や債券で運用する仕組みです。
投資信託に契約したあなたは毎月、決まった額を投資(預ける)するだけです。
※細かい投資方法は各窓口でご確認ください

運用も必要ありません。投資信託委託会社のプロが世の中の役立ちそうなモノへ投じてくれます。

一番儲かるタイミングやモノ(株や債券)をプロが考え、実行してくれます。
自分自身で株の勉強や、セミナーに参加してチャートとにらめっこして運用する必要は全くありません。

投資信託は個別に運用されているので、さまざまな商品があります。
Aという商品とBという商品は同じ投資信託委託会社が運用していても、投資の対象や運用している資産が違います。結果、儲けは異なってくるので、最初のどの投資信託に投資するかは自己判断です。しかし、新興国に投資する、外国株、日本株などさまざまな商品から選べるのが面白いところです。

投資信託をきっかけに自分の視野が広くなるメリットがあります。毎月、少しの金額でもお金を投資したことで世界の社会情勢など自然と知ろうとするでしょう。
例えば、自分が投資をしたお金が新興国の何かに役立っていると思えば、とても嬉しくなりませんか。そして、利益が返ってくればどうでしょう。自分1人で儲かるよりも、世界の役に立って、その結果、利益が出れば気持ちがいいものです。

投資信託シミュレーション

毎月、今の生活から数万円をねん出するのは難しいかもしれませんが、
少しだけ何かをガマンをすればどうでしょうか。
缶コーヒー、タバコ、お酒、パチンコ……何でもいいので節約できるところから1,000円、5,000円と投資にあてるとどうなるのでしょうか。

例えば、30歳の4人家族のサラリーマン家庭が65歳定年まで投資信託をしたと想定します。利益は年3%とします。
※手数料は含みません。あくまでシミュレーションです
※将来を約束するものではありません。

・1,000円×35年…積立金額420,000円⇒最終積立金額741,564円
⇒リターン321,564円

・5,000円×35年…積立金額2,100,000円⇒最終積立金額3,707,818円
⇒リターン1,607,818円

最後に

投資をする前に、「投資とは社会貢献の結果に還ってくる利益」だと知ることで、社会にあふれる甘い言葉に惑わされずに済むはずです。正しい目や社会を知ることで、自分の大切なお金にどこで働いてもらおうかという感覚も身に付いてきます。将来の不安を取り除くための手を打つという意味でも、長期的な投資は意味があります。

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