こんにちは!
香川県高松市の片づけ暮らし方コンサルタント植松あかねです。
お子様との片づけについて全5回に渡ってお伝えしています。
1回目は「赤ちゃん~3歳編」でした。
2回目は「幼児編」3歳から小学校入学前のお子様とのお片づけについてお話します。
このぐらいの歳になると、お子様は幼稚園や保育所への入園、入所が始まります。
そして遊べるおもちゃの種類もグーンと増え、同時におもちゃの数も増える時期。
この年頃のお子様をもつご両親のお悩みでも多いのが、
・多すぎるおもちゃが片づかない
・片づけても片づけてもすぐにちらかる
・幼稚園などでは片づけられるのに、家では全く片づけられない
などではないでしょうか?
目次
子どもでも片づけられる環境にしよう
幼稚園などではきちんと片づけられるのに、なぜ家ではそれができないのか?
教室では色々な道具を使っているはずだし、何人もの児童がいるはず。
それなのに、なぜ教室はいつもきれいに保たれているのか?
不思議に思ったことはありませんか?
理由は簡単!
それは「片づける場所がきちんと決まっているから」です。
そしてその場所は使う人(=児童)にとって出しやすく、
片づけやすい場所になっているからなのです。
つまり、これを家でも同じようにすればいいということになります。
おもちゃを片づける場所は決まっていますか?
「このおもちゃは1階の和室、こちらのおもちゃは2階の子供部屋」という風に、
あちらこちらに片づける場所が散らばっていると、
子どもにとって片づけがとても面倒なことになります。
(大人でもちょっと面倒ですよね)
できるだけおもちゃは1箇所にまとめて、片づけるスペースをきちんと決めておきます。
そして「おもちゃを片づけられるのはこのスペースだけだよ」ということもきちんと教えてあげてください。
(これは2つめのポイントで大切になってきます)
おもちゃを片づける場所はお子様の手が届く場所ですか?
つい大人の目線で片づけてしまいそうですが、
お子様が自分で片づけるためには子ども目線になることが大切です。
今のお子様の身長に片づける場所を合わせる、ということを忘れないようにしましょう。
片づけるアクション数が多くないですか?
→例えば・・
1.扉を開ける
2.ボックスを引き出す
3.その中におもちゃを入れる
4.ボックスを戻す
5.扉をしめる
この動作、大人ならスムーズにできると思いますが、子どもには少しアクション数が多いです。
片づけるアクションはできるだけ少ないほうがスムーズに片づけられます。
蓋や扉はできるだけ外し、アクション数を減らしてみましょう。
扉がないだけで
1.ボックスを引き出す
2.その中におもちゃを入れる
3.ボックスを戻す
という3アクションになります。
ちょっとしたことですが、この3つを意識するだけでもお子様が片づけやすい環境になります。
そしてそれは片づける習慣が身についていくことにつながるのです。
多すぎるおもちゃをどうやって片づけるのか
おもちゃは誕生日やクリスマスなどのイベントがあると、数が増えていきます。
なかなか処分することもできなくて、数は増える一方。
でも収納できるスペースは決まっている。
そんなときにどうしたらいいかというと、「大切なものを選んでもらう」のです。
1つめのポイントでおもちゃを片づけるスペースをきちんと決める、ということをお伝えしました。
これは「このスペースからおもちゃが溢れてきたら持ちすぎのサインだよ」ということを伝えるのに、とても大切なのです。
決まっているスペースにおもちゃが収まらなくなってきたら、全部のおもちゃを見直すタイミング。
ここで大切なのが「捨てるものを選ぶのではなく、大切なものを選んでもらう」ということです。
子どもに「どれ捨てる?」と聞いても、
きっと「全部いるー!」と言われてがっくりなるだけ。
それよりも「この中から大切で今遊びたいものだけを選んでみて」という声かけが効果的です。
そうして選ばれたおもちゃだけを決まっている収納スペースに片づけていきます。
選ばれなかったおもちゃはお子様が「もういらない」と言ったのなら処分しても大丈夫ですが、
そう言わなかったものはひとつにまとめて別の場所にしばらく保管しておきましょう。
そしてまた半年や1年後に「どうする?」と聞いてみてください。
そこでいらないと言えば処分すればいいし、
また遊びたいと言えば遊べるように戻してあげるといいですね。
これは息子が4歳ぐらいのおもちゃコーナーです。
(おまけ) プレゼントにもらうなら何にする?
いろいろなイベントで祖父母やお友達などからプレゼントをもらうことがあると思います。
でもその度おもちゃを選んでいたら、あっという間に数が増えすぎて、
どうにもこうにも片づけられなくなってしまいます。
そこでおすすめなのが
1.本を買ってもらう
2.服や靴を買ってもらう
です。
本なら片づける場所も小さくてすみますし、何度も何度も楽しむことができます。
我が家ではよく図鑑を買ってもらいました。
服や靴は少し先のシーズンのものや大きいサイズを買ってもらいます。
買ってくれた人を訪ねるときは、その本を持って行き読んでいるところを見せたり、
服を着ていけば喜んでもらうこともできます。
小学校入学前は片づける習慣を身につける大事な時期
このぐらいの歳のお子様には「遊んだら元の場所に片づけるんだよ」ということを、
根気よく教えてあげましょう。
環境を作ったらしばらくはお子様と一緒に片づけをします。
そのうち「片づけてね」と声をかけるだけで、自分でできるようになっているはずです。
環境を整えてお子様だけで片づけられるようになると小学校に入学してから楽ですし、
親自身も助かるはずなので、ぜひ試してみてくださいね。