夢の「お客様をいつでも呼べるリビング」を作るためのライフオーガナイズ「思考の整理術」

夢の「お客様をいつでも呼べるリビング」を作るためのライフオーガナイズ「思考の整理術」

みんなの憧れ、「お客様をいつでも呼べるリビング」
 
 
だからこそ「○○ちゃんのママの家はいつもスッキリとキレイなのに、うちは・・」と、
よそのお家と比較して自分を責めたり、更には「あなたが散らかすから!」などと
家族を責めてしまうという人も多いのではないでしょうか?
 
とはいえ正直な話、リビングは家族が一番長く、そして一番いろんな事をしながら過ごす場所ですから
「散らかるのはある程度仕方がない」とも言えます。

 
その前提を無視して「常にキレイ」を目指すのは得策ではないかもしれません。
 
ちょっと気持ちを楽にして、
完璧を目指すのではなく「散らかりをうまく目立たないようにする」レベルをまずは目指してみる・・というのはいかがでしょうか?
一気に「完璧な○○ちゃんのママ」を目指さない事は、はじめの重要なポイントです。
 
 

【すぐに片付け始めてはダメ】
メインの「散らかりアイテム」は何か観察してみる

「片付けよう」と決めてもすぐに片付け始めてはいけない、と言ったら驚くかもしれませんね。
ですが、この「観察」する時間がとても大切です。
 
 
いったん深呼吸して、部屋全体をじっくり眺めてみましょう。
リビングから入ったすぐの場所から、お客様視点でスマホで写真を撮ってみるのもおススメです。
 
さあ、あなたのリビングでは何が一番目立ちましたか?
例えば
・子供のおもちゃ
・ソファの上の脱ぎっぱなしの服やかばん

の2つが特に目立っていたとしたら、それぞれに対策を取って行きます。
 
根本的な対策を取らないまま、ただ頑張って片づけたとしても一日経てばまた元に戻ります。
 
そうならないためにそれらの「散らかるアイテム」達が、なぜそこに置かれてしまうのかを考え、
今よりも少しだけ良い状態で置かれるようになる仕組みを作る事。
それが今回のお話で紹介するお片付けです。
 
 

■リビング入り口からすぐに見えない場所、
「死角」の活用法

お客様がリビングに入ったすぐの「第一印象」ってとても大事です。
 
例えば、オモチャ等の収納場所がリビングから入ったすぐの目立つ場所にあったとしたら、
子供がちょっと出して遊んだだけで「散らかっている」印象になってしまいます。
でも親としては子供にのびのびと自由に遊んでほしい気持ちもありますよね。
 
そういった場合、例えばリビングの入口からすぐには見えない場所にオモチャコーナーを移動させる・・というプランはいかがでしょう。
 
 
ソファの後ろ側や、リビング入り口からちょっと見えにくい壁面などの「死角」を
オモチャコーナーにするだけで、多少オモチャが床に散らかっていても案外気にならないと思いませんか?
 

 

■ソファに脱いだ服やかばんが重なっていく

 
ソファにいろんなモノが重なっていく・・というのも、散らかって見える元です。
では、なぜ家族は衣類をソファに置いてしまうのでしょうか?
 
 
もしかしたら「ソファよりも楽にひっかけられる服の置き場所が無いから」かもしれません。
たぶん疲れて帰ってきたら、とりあえずコートを脱いでゆっくりしたいんです。外で精一杯頑張っている証ですよね。
 

それなら、まずは「ソファよりももっと楽な場所に定位置を作ってあげる」というところから始めてみることをおススメします!
 
 
例えばリビングに入ったすぐの場所に、ダイニングチェアを一つ置いて、
そこにかばんとコートをかけてもらう・・・とか。
  
 


 
  
「リビングをスッキリさせたい」というあなたの気持ちをきちんと家族に説明をして、
「この方法なら出来そう?」と聞いてみるといいですね。
「それよりは、この方法がやりやすい」ともっといい案を出してくれるかもしれませんよ。
 
 

■「片付けられない」気持ちに寄り添う

 

・何が散らかってる?
・どうしてそこに置いちゃうのかな?
・本当の定位置はある?そこに戻せない理由は何?
 
 
こんな風に一つ一つのモノに対して、善悪のジャッジをせず、
ただありのままに「それがそこにある理由」を考える事で、「ならばどこに置いて欲しいか」「その方法は家族にとって可能か」と、どんどん解決への道筋が開けてきます。
  
 
 
 
イライラして「だらしない家族」を責めても、しっかり子供のしつけが出来ていない「自分」を責めても、問題は何にも解決しません。
 
今できる事は、現状の家族の気持ちをまるっと受け入れ、理解してあげる事。
 

「片付けようにも、片づけるための場所を作ってあげていなかったな。」
「子供たちは部活で本当に疲れていたんだな」
 
 
そんな気持ちになるだけで、自分自身が放つ雰囲気が変わってきます。
そして、自分自身が変わる事で、きっと家族の心も少しずつ変わります。
すぐに魔法のようには解決しませんが、長い目で見た時には大きな変化を感じる事が出来ると思います。
  
  
まずはあなたが出来る範囲を楽しく片づけに取り組み、幸せで快適そうに過ごす事。
家族を片づけに巻き込むには、遠回りなようで、それが一番の近道です。